17.『医療行為!? それともワイセツ!?』

 ~ 医師が"ワイセツ疑惑"を避けるためには ~

 

 

 

 


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 センパイ 最近、「医者がわいせつな行為をした」って報道が多くないですか?

 

 

 

 


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 言われてみれば、そんな気がしないでもないけど。 でも、触診で胸に触るとかがワイセツ行為になるのかどうかって、微妙だよな・・・

 

 

 

 

 

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 「医療行為か?ワイセツ行為か?」といった問題は、通常の診療の場面はもちろんデスが、思春期の女子学生を相手にした学校健診の場面などでも大きな問題となりマスね。

 

 

 

 

 

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 なんか、最近じゃ、裸での診察を避けるための聴診用衣服(『聴診衣』)まで出てきてるらしいじゃないですか。

 

 

 

 


 

 

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 まぁ、そういったモノが必要になる時代だということデスよ。

 時代の要請に合わせるのもコンプライアンスの観点からは重要とはいえ、『聴診衣』を着たままで、どの程度正確に診断が可能かという問題があるので、医師及び医療機関にはそういった部分を含めた総合的な診療判断が求められマスね。

 

 

 

 

 


 

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 いくら医療機器が進歩して、機械による診断の正確性が向上しているとはいっても、医療の世界では、「診断は、侵襲の低い方法から始めるのが鉄則」(某医師)ということじゃから、触診という診察方法が無くなることは考えられないからのぉ

 

 

 

 

 


 

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 で、本題なんですけど、どういった状況下での医療行為がワイセツ行為と判断されやすいんでしょうかね?

 福岡で産婦人科医が「準強制わいせつ罪」に問われた事件で、福岡高裁は、"有罪"とした一審判決を取り消して"無罪"判決を言い渡したって話ですけど。

 

 

 

 


 

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 英国で6人の女性にわいせつな行為を行ったとされる医師の公判で、検察側が、「被告人は、回りに誰もいない状況で女性患者たち(の胸など)に触れた。」と主張していることからすると、医師と患者が"1対1"になる状況下での行為は、強い疑いを招くと言えそうじゃな。

 

 

 

 


 

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 最低限の予防として、(1) 患者と"同性"の看護師や診療技師を同席させる、(2) 診察の目的と具体的な診察方法について"事前"に口頭で説明を行う、といった対策は講じておくべきでしょうネ。

 

 

 

 


 

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 1対1で診察が行われる状況は、「わいせつな行為をした」と疑われる可能性のある医師にとっても、また「わいせつな行為をされた」と精神的なショックを受けてしまう恐れのある患者にとっても好ましい状況ではないということですね、センパイ!!

 

 

 

 

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 なんだ、お前もたまにはマトモなこと言うじゃん(笑)

 

 

 

 

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                        任せてくださいよ~!! \(^o^)/

 

 

 

 


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 (すぐ調子に乗る...笑)

 

 

 

 

 

 

 

〔執筆〕   田中 建太朗 (コンサルタント)

【監修】   田島総合法律事務所  

 

 

<参照URL>

 http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/blog/takenaka/200906/510950.html

竹中郁夫の「時流を読む」 (2009. 6. 2 日経メディカル)

 

http://www.web-tab.jp/article/5346/

「診察と称して女性患者6人にわいせつ行為、元医師の公判行われる」(2008.12.2 IANS)【LONDON】

 

 

 

 

 


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